22, 09. 2009 イヌサフラン


今朝は気温が随分下がった。飼い猫のアタローは、未だ薄暗く風が強いのに、元気に外へ飛び出して行ったが、寒くて落ち着かぬので、火を入れた。ストーヴは年中据え付けっぱなしのヴァルカン・ヒーター。アトリエを建てて以来、もう30年以上使用している。部品が製造中止にならないそうで、長い使用に耐えてくれている。

夏に大きな楕円形の葉が朽ちて、空き地になっていた場所から、イヌサフランが花芽を出して咲き始めた。両親のどちらかが植えたもの。ずっと同じ位置にある。山野草高山植物の図鑑にはない植物は、昨年チェンマイ在住の友人O さんが送って下さったアドレスで調べているが、五十音順に記載された植物名に、何とイヌが頭に付けられた名が多いことか。全て否定的な意味合いで使用されている。英語の autum crocus の方が、すんなり受け入れられる。何時も拝見している、日野在住のH さんのブログに、昨日ヒガンバナが載せられていた。ヒガンバナ科の植物も、夏に葉が枯れて、花が出て来る種が多い。記載された説明の中に、ヒガンバナが韓国では、「相思花」と表されるとあり、葉と花が出会うことがないのが、命名の由来と書かれていた。植物の特性を詩的に表現した、佳い命名と感じ入った。




南側のカラマツの生垣と、ナツツバキの選定作業を終えた。ついでに今年はアゲハの幼虫が少なく、随分繁ってしまったサンショウを切詰めようとして、3匹幼虫を見付けた。つい先日、白と黒の縞模様の小さな幼虫がいて、春に見かけた白地に黒い模様の蝶になるのかと、写真を撮っておいたが、あの幼虫が緑の衣装に衣替えをしたのだろうか。もうこの縞模様の幼虫の姿は、見当たらない。ピントが合っていない写真を見ると、プロポーションは、頭が大きくて良く似ている。剪定は、3匹が育つ迄待つことになった。





イヌサフラン Colchicum autumnale ユリ科
サンショウ  Zanthoxylum piperitum ミカン科