14, 09. 2009 イワシャジン


早朝の雨は思いの外早く上がり、午後からは薄日の漏れる休日となった。雨で緑が洗い流される様に、植物の黄ばみが進行している。今朝は雲一つなく良く晴れ上がっているが、気温がかなり低い。アトリエの二重戸の硝子が、曇っている。

昨日日記を作成し終え、朝食後朝刊を開いたら、毎朝愉しみにしている梅沢俊氏のコラムには、ホップが登場していた。子供の頃からホップと呼び慣わしていたので一瞬戸惑ったが、カラハナソウという見慣れぬ名称で登場していた。茶色に色付いた実が、載せられていた。ホップの変種とのことだった。沙流川の上流で見かけたのは、この種だったのかも知れない。

細く分枝した花序に釣鐘型の青紫の花を付ける、イワシャジンが開き始めた。雨で重みが加わり、大きな円形状に広がっている。青紫のブッシュになるのは、2週程先のことになると思われる。





先に登場させたナガホノシロワレモコウは、次々に花を開いているが、早く開花したものは花穂が伸びて、白い毛虫のようになっている。咲き始めの姿がやはり佳い。タカクマホトトギスの先端の蕾が膨らんで来た。頭頂から開花し始め、順次下の葉脇の蕾を開いて行く。今年は虫が多く、葉の傷みが酷い。




イワシャジン      Adenophora takedae キキョウ科
カラハナソウ      Humulus lupulus var.cordifolius アサ科
タカクマホトトギス   Tricyrtis flava subsp ohsumiensis ユリ科
ガボノシロワレモコウ Sanguisorba tenuifolia var.alba バラ科