30, 08. 2009 メイゲツソウ


秋晴と引き換えのように、朝方の気温はぐんと下がって来た。日中温まった大気が、雲という“掛布団”なしの状態で上昇し、冷気が下降する放射冷却現象が、これから冬に向かって激しくなる。告示から随分間の空いた衆院選の投票日を迎えた。下馬評は賑々しいが、蓋を開ける迄結果は分からない。今夜は、開票速報をしっかり見届けたい。

西側のヒバの生垣の根元で、メイゲツソウが咲き始めた。タデ科の植物で根茎を延ばして良く増えるので、終日陽の当たらぬ隅に押し込められている為、本来もう少し大きくなる花序が小さい。亜高山帯から高山帯の砂礫地に分布する植物。野を覆うイタドリの近種だが、丸みを帯びた葉は小さく、背丈も80cm位と余り大きくはならない。秋らしい風情があって、切り花の副えとして活躍してくれる。




6月末から次々と咲いていたアジサイの最後の蕾が開いた。「隅田の花火」の名が付けられたガクアジサイ。一方7月上旬に咲いた白いアジサイは、花弁が色付いて来ている。装飾花が大きな玉になる白いアジサイは、薄いピンクや空色になり始めた。霜が下りるようになると、一層色付きが進む。




アジサイ   Hydrangea macrophylla ユキノシタ
ガクアジサイ Hydrangea macrophylla f. normalis ユキノシタ
メイゲツソウ Reynoutria japonica var.compacta f.colorans タデ科