29, 08. 2009 タマノカンザシ


2日降り続いた雨も昨日夕刻には上がり、南の空に大きな半月が見られた。今日から暫くは、晴れ間の多い予報が出ている。気温は20度前半になり、作業には格好の気温なので、制作も庭仕事も、この晴天の間に効率良く進めたい。

力強い姿の蕾を見せていたタマノカンザシが開き始めた。頭頂の塊が少し緩んで、白い蕾が放射状に顔を覗かせる。近種のギボウシと同様の喇叭状の花ながら、遥かに大きく艶やかで芳香を放つ。夜に開花する種で、一日花なのが惜しまれる。午後からの陽が良く当たる玄関前の植込みの花が開花が早かったが、内庭の株も開き始めた。アトリエの東側の2株は、漸く蕾が持ち上がって来たばかり。長い期間楽しむことが出来る。






一昨日伺った工房のギャラリーの入口前の植込みにも、開花間近いタマノカンザシが白い蕾を見せていた。ギャラリーへ続く階段手前のスペースに、思いがけぬ花が生けられていた。珍種のキレンゲショウマ。早速写真を撮らせて頂いた。裏庭の斜面には、レンゲショウマの花も見られた。大分以前に入手されたとのこと。持参したクジャクシダ、シロバナコマクサ、ツクシカラマツの鉢を前に、暫く続いた“花談義”は楽しかった。





キレンゲショウマ Kirengeshoma palmata ユキノシタ
タマノカンザシ  Hosta plantaginea var. japonica ユリ科