17, 08. 2009 エゾルリトラノオ


入盆は雨で始まり、すっきりせぬ天候が続いていたが、送り盆の昨日は、日中良く晴れた。風も弱く蒸し暑さを感じる一日だった。6月7月の異常気象で夏の到来がかなり遅れたが、例年なら秋に移行する時期を迎えているが、どの様な展開を見せるのだろうか。

長い花穂を持ち上げていたエゾルトラノオが、小さな青紫の花の集積を開いた。2箇所に植えてあるが、日陰の1箇所は殊の外虫の害が酷く、花序まで食べられているものがある。周囲の植物の葉には穴が開いていないので、この種を好んで食べる虫がいることは分かるが、虫の姿は見当たらない。ヤマシャクヤクも同様、葉がレース模様になっている。定まった植物を食べる虫がいることが分かる。




7月上旬に咲き始めたアジサイは、もうすっかり色が抜け、白花のアジサイは赤く色付き始めているが、庭で最も遅い2種のガクアジサイが咲き始めた。1種は青いガクアジサイで、家を建替え、アトリエを改装した折に、教え子のH さんが持って来て下さった鉢植を定植したもの。花びらが丸みを帯び、色がコバルトブルーの種。動画に使用しようと、花の青を写真に撮りためているが、肉眼では青いと感じるものも、パソコンに落として透明度を上げると、かなり赤味を帯びてしまうのだが、この種の青は、透明度を上げても赤くはならない。純粋なコバルトブルー。もう1種は、花付きの悪い「隅田の花火」という名の白いガクアジサイ。今年は3本花序を出したが、大きく広がった木の大きさからは、何とも物足りない。剪定方法が不味いのか、栄養不足なのかが分からない。




ゾルトラノオ Pseudolysimachion kiusianum ssp. miyabei ゴマノハグサ科
ガクアジサイ   Hydrangea macrophylla f. normalis ユキノシタ