04, 07. 2010 ガクアジサイ - 2 -


前夜からの雨が上がって、昨日は曇の予報だったが陽射しが出て来た。ギャラリー門馬で開催されるコンサートは夕刻からなのだが、陽射しがあった方が作品の青が輝く。好天に越したことはない。

カタログの裏面に着手する。会場空間の流れを出したいと腐心したが、縦と横の写真の組合せが今ひとつすっきりしない。今日友人に持参するウスユキソウを掘り上げておこうと、庭に出た。

富士の滝の名を持つガクアジサイが見頃になっていた。花弁の中心が緑色を帯びたこの種が気に入っている。今年も佳い花を付けてくれた。




エゾノシモツケソウの蕾が膨らんでいた。黴が出ている様子はない。無事に咲いてくれそう。キバナノカワラマツバも蕾を上げて来た。カシワバアジサイの花序に、小さな花が付き始めた。先日庭に仲間入りしたイワブクロの蕾が、僅かに色付いて来た。






佳い香りを放っていたバイカウツギが殆ど散って、地面を白く覆っている。花房が膨らんで実になり始めている。発芽率の高い実なので、早めに剪定をする必要がある。サラサドウダンの実も大きくなっていた。先に咲いたキバナシャクナゲの実を取り、3分の1程、サラサドウダンの実を取り去った。




サンカヨウの実が、青く色付き始めた。ここ数年、春から初夏へかけての風が強く、小さな実が飛ばされて、青い実を見ることが出来なかった。特大の実もうっすらと色付いていた。僅かに残ったチシマヒョウタンボクの実が赤くなった。この種も赤い実を見られるのは、数年振りのこと。






写真の整理をしようとしたら、長年使用して来たカードリーダーが作動しない。仕方なく、札幌へ買求めに出かけた。駅前の電気店で、頃合いのものを探す。プリンターの調子も可笑しいので、プリンターの下見をして戻った。イボタの生垣が青い匂いを放っていた。作品は、お二人の音にどの様に反応したのだろうか。



一夜明けて、今朝は快晴となった。この天候なら作品は充分に輝く。友人のIさんから、昨夜のコンサートの様子を伝えるメッセージが届いていた。コンサートに違和感なく溶け込んだ様子。夕刻のコンサートが愉しみになった。


ガクアジサイ Hydrangea macrophylla f. normalis ユキノシタ