10, 08. 2009 ルリタマアザミ


流れる雲の量が増えて来たが、未だ晴天が続いている。今朝は少し風が強い。南方から北上して来る台風の影響なのかも知れない。梅雨が明けて間もないのに、台風の北上とは。予想通り、早めに東へ逸れることを願うのみ。西へ向かった台風で、台湾では被害が出ていると報じられていた。

ルリタマアザミが咲いている。長雨で色付きが遅れていたが、数日続いた晴天で盛りとなって来た。花の付かないスモーク・ツリーの枝、ヒヨドリバナと共に、生花店で求めたカサブランカを加え、今月のモデルとして役立ってくれている。開花迄は長い時間を要するが、青紫の花の花期は短い。丸い玉は種の集合体となるので、高い発芽率を恐れて、朽ち始めた花は、早めに切詰める。長雨と風で、茎が湾曲していたものも、続いた晴天で持ち直した。





ハンゲショウが、申し訳程度の花穂を出した。ドクダミと同科で長い根茎を延ばして良く増えるので、ヒバの生垣付近に追いやられて日照が不十分な為か、別称のカタシログサのように、頭頂の葉が白くなるのは、植え込んで20年となるが、未だ一度も目にしていない。




異常な長雨は、チョウノスケソウに異変をもたらした。5月に開花したチョウノスケソウは、チングルマの花の跡に似た綿毛になっていたが、二月を過ぎてまた咲き始めた。例年この時期は、葉が少し丸まって白い葉裏を見せるのだが、今年は葉の色艶も良い。長雨がもたらした唯一の効用。




チョウノスケソウ Dryas octopetala var. asiatica バラ科
ハンゲショウ   Saururus chinensis ドクダミ科 別称 カタシログサ
ルリタマアザミ  Echinops ritro キク科