05, 07. 2010 チシマフウロ


快晴で明けた昨日は、変化の多い天候となった。気温と湿度が高く、滅法暑い。遅れている庭仕事を少し進めると汗が出て来る。気温の高いのは気にならないが、湿度の高いのには閉口する。

チシマフウロが咲き出した。一重の薄い花弁の清楚な花。直ぐに花弁が散るのが惜しまれる。写真を撮っていると、白と黒の文様の蝶が、飛来した。シャクナゲの葉に止まって動かない。この状態なら、私にも写真が撮れる。





植え込んだイワブクロが開いて来た。受け口の様な花弁が面白い。ルリタマアザミの先端の膨らみに、蕾が見えて来た。何時もは7月下旬の開花なのだが、好天と高温で、少し早まる気配。ホタルブクロも蕾を付けて来た。最も発芽が遅かったミョウガが、ぐんぐん偽茎を伸ばし、大きな葉を付けた。大分以前にこのミョウガを下さったMさんが来廊して下さり、6年振りに話をすることが出来た。昨日Mさんから分厚い書状が届き、空白の年月の経緯や、溜った和服地の活用法を尋ねる文面が、ぎっしり書かれてあった。旅を終えたら、ゆっくり会う機会を作ろうと思っている。






チングルマに小さな白い綿毛が出て来た。近種のチョウノスケソウの綿毛の方が威勢が良い。名称通りの綿毛の車を作ってくれるのだろうか。オキナグサの綿毛も大分白くなって来た。ここ数年は、自然発芽している。







茶色かったスモークツリーの葉が、緑色を帯びて来た。陽当たりが悪い為か、一向に花を付けないが、ルリタマアザミやツリガネニンジンが咲き出すと、副えとして出番が出て来る。



新たにカードリーダーを買求めたのに、上手く作動しない。結局、義妹のPCで処理をして貰い、CDに焼き付けてもらって急場を凌いだ。コンサートに出かける前に、前日の電気店に立寄り売り場の方に尋ねた。出された結論はPCのUSBポートの欠陥だった。プリンターの突然の不調も、辻褄が合う。今日午前中に搬出を終えたら、午後からPCの修理に出かけなければならない。多忙な折に限って、アクシデントが発生する。

午後に入って、空には様々な形の雲が登場していた。ギャラリー門馬に近付く頃、突然大粒の雨が降り出した。生暖かい雨だった。一過性の夕立で、コンサートが始まる頃には晴れ間も出て来た。佳いコンサートだった。音と作品の絡み合いも良く、やがて暮れて来た窓の外の深い青も加わって、佳い空間が出来上がっていた。今日の搬出で、個展が漸く全て終了する。


チシマフウロ Geranium erianthum フウロソウ科