11, 08. 2009 コバギボウシ


朝から早くも台風の被害が報じられていた昨日は、9時前から晴上がり、気温も上昇した。地平線に近い位置から、勢いのよい入道雲が立ち上っているのが見えた。隆盛を誇っていたアジサイも、連日の好天と高温で、日中は勢いが失せた。相次いで発生した台風8号と9号は、台湾と日本南部に大きな被害をもたらしている。何れも雨による被害で、泥水が襲った跡は、手の施し様もない有様。早く東方海上へ逸れて欲しいもの。

花序を持ち上げていたコバギボウシが、好天続きで一斉に咲き出した。名称通りギボウシに比べて葉も小さく、丸い葉の集合は、花が咲かぬ時期も魅力があるので、庭のあちこちに植えてある。園芸種と思われる葉に斑入りのものもあって、涼しげで姿が佳い。お墓参りを控えているが、今年は花の時期が遅れて、キキョウも未だ咲いているし、多くの種類の花を供えられそう。




サギソウの蕾が膨らんで、距が垂れ下がって来た。開花は間近いと思われる。




昨日再登場のチョウノスケソウの写真の奥に見えていたビランジが、賑々しく咲いている。マンテマの近種で、葉裏が紫色となり姿は悪くはないが、茎が細く屹立せず、地に這うのが少々困りもの。一月以上と花期は長いので、これから寂しくなる庭の彩りを担わせている。




コバギボウシ Hosta albo-marginata ユリ科
サギソウ   Habenaria radiata ラン科
ビランジ   Melandryum keiskei var. minus ナデシコ