19, 08. 2012 色付く木の実


蒸し暑い日が続く。気温はそれ程高くないが、湿度の高さが疎ましい。窓を開けても,風が入って来ない。モデルに使用しているルリタマアザミを切りに庭に出た。西の境界付近で、ハンゲショウが花を付けていた。別名由来の様に葉は白くはなっていなかったが、正直なものでヒバを切って陽当たりが良くなり,花を付けたものと見える。



教室を終えて掃除を済ませ,臭いの強いゴミ袋を庭に出す。朝に切詰めた紫陽花が萎れていたので,袋に詰め込んだ。2時過ぎに夕食の素材を買い求めに出かける。油絵を描きに見えた方が,ご郷里の岩内の佃煮と庭で育てられた豆を下さった。ゴマ和えが美味しいと教えて下さったので,献立を和風に切り替える。最後にスーパーに立寄ろうと,少し南東を廻って行くことにした。アパートの敷地内の栗が,見事に実を付けている。今年は,栗も胡桃も、実の付きが良い。東へ向い住宅地の中の畑を見る。白い肌を見せていた大きな玉葱が、飴色の表皮を被っていた。すっかり枯れた馬鈴薯の地上部分は切り取られていたが、未だ収穫はされていなかった。





着実に大きさを増しているマルメロを見上げて,東の沢に隣接する公園へ向う。離れた位置からも,色付いたホウノキの実が見えた。充分実らぬ実が落ちている。賢い鴉は、これには見向きもしない。ホウノキの実は鴉の好物なのか,実が充分育っていると、あの太い嘴で,実を掘り出して食べてしまう。





沢に沿って北へ向う。タラノキに白く大きな花序が出来ていた。買物を済ませて戻る。小さな実を付ける柿の木を見に立寄る。大きな実を付ける木に比べて,葉も小さいが、実の数は多い。また一回り大きくなっていた。コノテガシワの実が,厚みを増していた。街路樹のナナカマドは実を赤く染め始め,華やかになって来ていた。




今朝も頭が重くなる様な曇空。最高気温は28度の予報が出ている。蒸し暑い一日となりそう。


ハンゲショウ Saururus chinensis ドクダミ科 カタシログサ