08, 08. 2009 散歩で


一月遅れの当地の七夕は、良く晴れた。日中の暑さが残っていたので、ブラインドを下ろさず、窓も開けたまま、右上が少し欠けた月を眺めた。九州北部は、軒並み37度を超える気温になっていたが、体温を超える気温は、かなり過酷なものと思われる。

アトリエの照明が1週間振りに漸く点いた。4月に蛍光管を取り替えたのだが、その後徐々に接触が悪くなり、スイッチを入れても直ぐに点灯しなくなった。先週土曜日、終に全く点かなくなって、団地内には取り付けをしてくれる電気店がなくなってしまったので、日用雑貨を扱う大型販売店が取り付けもするという情報を得て出かけた。2列に並んだ一方はまだ健在なので、夜分は制作をしないから支障はないが、油絵を描きに見える方々の為に、十全な照明が必要な為。現在設置されているものと同じデザインのものが見付からず、仕方なく1列分を新たな物にして、残りの1列は損傷が出た段階で、同じものに取り替えることにした。昨日、漸く取り付け作業が終った。

往復1時間半程の距離を、散歩を兼ねて歩いた。6月下旬にも歩いているのだが、情景はすっかり変わっていた。小公園のナナカマドが、赤く色付いていた。実も赤くなっているものがあった。6月、7月と低温と雨が続いたので、植物のリズムに変調をきたしてしまったのだろうか。



団地内に数カ所見られる、以前の地主の方の所有と思われる300~500坪位の土地には、様々な作物が植え込まれていた。最初に見たのは、トウモロコシとアスパラガスの畑。アスパラガスの中には、トウガラシも植え込まれていた。母が毎年作ってくれたトウガラシの葉の佃煮を思い出した。更に東へ進んだ畑では、少しずつ雑多な野菜が植えられていた。豆類が多い畑だった。




畑の北側のお宅の塀から、キンシバイが枝を覗かせて咲いていた。更に東へ進んで東の沢の近くのお宅に、見かけぬピンクの花穂の植物が、塀から突き出す様に咲いていた。歩道は沢へ向かって緩やかに下っているので、盛り土をした宅地の塀は、頭を超える高さにある。後に調べて、フサフジウツギという植物であることが分かったが、涼しげな佳い姿だった。




東の沢と、沢に沿った道央高速道路に架かる橋を渡ると、昔は数多くあったが、現在はすっかり姿を消してしまった煉瓦工場がある。夏が生産の時期なのか、冬よりも積まれている煉瓦の量が多くなり、歩道の近く迄高く積まれていた。更に東進すると、道は国道に斜めに突き当たり、その角に煉瓦工場を経営される方の住居がある。住宅は木造モルタルの住居だが、その庭は広く、南と東を取り囲む塀は、見事な煉瓦塀。塀の上から、咲き残りのナツツバキが顔を出していた。




照明器具を買求めての帰り道、煉瓦工場と高速道路の間の道を通って、北へ進んだ。煉瓦ばかりでなく、土管も焼成しているのが分かった。工場の東側の空き地に高く積まれた煉瓦と土管が、延々と続く。道の右手は高速道路が遥か下を走っており、金属製のフェンスが張られている。もう時期が少し過ぎたハギが咲いていた。200m程進むと、工場の敷地が終り、その先は公園になっていた。工場の敷地の北外れに、クサフジが咲いていた。





キンシバイ   Hypericum patulum オトギリソウ科 別名 クサヤマブキ
クサフジ    Vicia cracca マメ科
フサフジウツギ Buddlejaceae davidii フジウツギ科 別名 ニシキフジウツギ
ヤマハギ    Lespedeza bicolor マメ科