07, 08. 2011 雨雲は広がっても


昨日も朝から良く晴れて、気温がぐんぐん上がった。風がぴたりと止まり、蒸し暑いことこの上ない。モデルに使用するスモークツリーの葉、ツリガネニンジン、ルリタマアザミを切って、前日買求めたクルクマと百合を合わせて生けた。強い感じの佳いモデルとなった。

教室を終え、陶の作業をしていると、雲が広がって来た。西には黒い雨雲も見える。雨が降らぬ内にと、買物に出かけた。三番通りのドラッグストアでの用件だが、雨には間がありそうに思え、南を廻って行くことにした。鉄道林前の道に出る。林の前に、50m程ハギが植え込まれてあるのを思い出して立寄る。針葉樹の林の日陰になる所為か、花は未だ開いていなかった。東へ進むと、春に見かけたオニグルミが、大きな実を付けていた。






小公園を抜けて、一番通りに戻る。東の沢に隣接するお宅のフサフジウツギが花を開いていた。カメラを向けていると、アゲハが飛来して来た。昨年ロンドンの公園で見たフサフジウツギは、薄紫色だったことを思い出した。





西からの雨雲が広がって来る。前日の様に夕立が来るかと、沢の西の道を急いで三番通りへ向う。買物を済ませて外へ出ると、雨雲は去って薄日が射して来ていた。三番通りの中央分離帯のオオバボダイジュが、数多くの実を付けていた。シナノキの実は緑色だが、オオバボダイジュの実は表面に繊毛があり、白味を帯びている。剪定されていない樹で枝が下へ伸びているので、実を取った。実を吊り下げている花柄は、托葉から出ていることが判った。





帰り道、住宅街で咲き出したばかりのシロバナハギを見付けた。この様な暑さの中で見るハギは、白花の方が好ましい。



フサフジウツギ Buddleja lrybride フジウツギ科