26, 11. 2011 風冷たく


余り強い風ではなかったが、昨日の風には芯があって冷たかった。上着なしでゴミを出しに出て、寒さにに震え上がった。前夜雪の予報が外れ空が晴れていたので、冷え込んだものと思われる。

午前中雲が広がったが、降雪はなかった。陽射しが漏れるので、作業はし易かった。スパイラルの小品が、中々決まらない。我慢のしどころか。2時過ぎに、茶菓を買求めに出かける。頭上は良く晴れているが、地平に近い部分の雲が活発だった。西の雲が真黒で、雪を孕んでいる様だった。




先日廻れなかったハンノキを見て来ようと、住宅街を南東に向う。玄関脇に除雪の道具が並べられているお宅があった。ダンプと呼ばれる大きな機具が2台も並べられてあった。力がないので、あの機具は使用したことがない。イチイにスズメが群がっていた。住宅街の上を旋回するトビは、小鳥を狙っているのかも知れない。




一番通りを東へ進む。以前農家だったお宅の見事な菜園は、全て収穫が済んでいた。眼鏡に叶わなかった人参が採り残されていた。雪の下で朽ちて、土に還るのだろうか。夏に佳い花を見せていたフサフジウツギの花序が、すっかり黒く枯れて、高い塀の上から覗いていた。




二番通りの公園に抜けられる東の沢の遊歩道が、明るく見えていた。夏は鬱蒼として、殆ど陽が当たらない。煉瓦工場のナナカマドは、大雪で大分枝が折れたが、実を数多く付けていた。キレンジャクヒレンジャクがが群がっていた大木。今期も渡り鳥が見られるだろうか。工場の東角を折れて、北へ向う。ハンノキが葉をすっかり落として聳えていた。辺り一面に、落葉に混じって実が落ちていた。前日買求めたマルメロの実と並べて飾ろうと、実を少し拾った。





買物を済ませて戻る頃には、西の黒雲が広がって来ていた。空地の北端から北西を見ると、山並みに黒雲がかかっていた。山に近い札幌は降雪があったのかも知れない。



昨夜降った雪が、粉砂糖をかけた様に残っている。冷え込みも昨日程は酷くはない。日中晴れて夜分に曇ると、寒さが酷くならずに済むのだが。