06, 08. 2009 チシマザクラとタカネイワヤナギ


空を覆っていた雲が10時過ぎには切れて晴上がり、午後からは気温も上昇した。真夏日のカッと照りつける程の暑さではないが、日向で身体を動かすと汗ばむ程の夏らしい日だった。たっぷり引いた絵具が乾く間に、一昨日のサラサドウダンに続いて、気になっていたチシマザクラとタカネイワヤナギの枝の切詰めに取りかかった。

玄関前の植込みの隅にあるこの2種は、何れも父が鉢植にしていたもの。チシマザクラは、ある程度大きくなることが予想されたので一番隅に、角の平鉢に入っていたタカネイワヤナギは、低く地面を這うタイプの植物だったので、桜の根元を這わせる積りで植え込んだ。チシマザクラは、余り背丈が高くならぬ様に芯を切詰め、伸びた枝を適宜に切り落として小さく纏めても、毎年花を付けてくれているが、タカネイワヤナギは、想定外の生育をみせた。大きな青い角の2つの平鉢に入っていたものを、一方は内庭に、もう一方を植え込みに植え込んだのだが、全く同じものに見えた2つは、その後異なった姿となった。内庭に植えたものは、鉢に入っていた状態で地面に生え広がったが、玄関の植込みに植えたものは、翌年は生え広がらず、芯を上に向けて伸ばし始めた。15年を過ぎて、根元の株は太くなり、立ち上げた幹も径5cmを超えている。下写真は、春のチシマザクラと、内庭のタカネイワヤナギ。葉は全く同一ながら、何故このように姿が変わってしまったのかが分からない。日記の下は、“散髪後”の2種。




内庭に廻って、エサンツツジの枝を切詰めていたら、大きなアゲハが飛んで来て、ストケシアの蜜を吸い始めた。ストケシアの蜜は美味しいのか、様々な蝶が飛来する。白いストケシアが余り離れていない場所に花を開いているが、こちらは不人気で蝶の姿はない。カメラを持って戻っても、未だ花を次々に廻って吸引していた。下写真は、名前の分からぬ蝶。




タカネイワヤナギ Salix nakamurana ssp. nakamurana ヤナギ科 別名 レンゲイワヤナギ
チシマザクラ   Pturus nipponica バラ科