05, 08. 2009 ガクアジサイ


雲は多めだったが、昨日は晴れて気温も少し上がった。ゴミの集荷に合わせて、午前中は気になっていた枝を切詰める作業をした。7月の天候不順は、朝刊に数値となって載せられていた。北海道の降雨量は、一部では300%を上回り、平均値で256%という過去最高の数値だった。日照時間は、平均値の6割。日本列島の太平洋側に発生したエルニーニョ現象と偏西風の影響によるもので、過去30年間例がないとのことだった。TVのニュースでは、道南の亀裂の入った人参に続いて、道東の玉葱が水分過多で、水腫している様が映し出されていた。道産小麦の使用を名目に開発されている食品が増えて来ているのに、小麦は雨で倒れて被害が大きく、近年好調の米も、8月の天候も芳しくないことから、減収は免れないとのこと。暗澹とする最悪の報告だった。

雨に似合いのアジサイは、日中萎れることもなく、頗る威勢が良い。もう30年以上も前に、友人の作家S さんが、札幌に古くからあるT ギャラリーのA さんのお宅から分けて頂いたというガクアジサイを持って来て下さった。すっかり大きな株となり、毎年多くの花を付けている。アトリエの東角に植えてあるが、角を曲がった中程にあるもう1種のガクアジサイと、南側に廻った位置に植えてある「隅田の花火」という名のガクアジサイは、今蕾が上がって来たばかり。未だアジサイの時期は続く。




タカネオミナエシの別名を持つチシマキンレイカが開いて来た。花序を持ち上げてから半月以上が経過した。僅かに花序が伸びたが20cmには満たない。





シュウメイギクが蕾を持ち上げて来た。優しい姿の花とは不釣合いに、葉は大きく、茎も下部は木化して逞しい。ワレモコウも色付いて来て、庭はすっかり秋の風情となって来た。




ガクアジサイ   Hydrangea macrophylla f. normalis ユキノシタ
シュウメイギク  Anemone hupehensis キンポウゲ科 別名 キフネギク
チシマキンレイカ Patrinia sibirica オミナエシ科 別名 タカネオミナエシ