02, 07. 2010 ガクアジサイ


久々に木道を歩こうと、中央の沢の東の遊歩道に入った。ハリエンジュはもう黄ばんで花が散り始め、地面を白く染めていた。今年はハリエンジュをゆっくり見ることもなく、画廊へ通う車窓から眺めただけで終ってしまった。




また木道の補修があるらしく、木道へ続く階段には通行禁止の札が下がっていた。仕方なく中央階段迄進んで、沢へ下りた。セリ科の植物の匂いが満ちていた。イワミツバが花盛りだった。オオハナウドは花期が終り、花序が緑色に変じていた。朽ちて折れているものもあった。





エゾエンゴサクが咲いていた土手迄進み、階段を上って駅前から続く道路へ出る。オオイタドリが一段と背丈を伸ばし、歩道沿いの野草は除草機で刈り取られてしまっていた。東の遊歩道を南から入って北へ進む。あの不思議な花はどうなったかと、素敵な庭のお宅に立寄った。角にはバイカウツギが花を付け、歩道と塀の間には、クガイソウが伸びて、花序が色付き始めていた。2年前に植え込んだクガイソウは、今年は大分背丈が高くなって来ている。やがてこの様な姿になってくれるだろうか。敷地の角を北へ折れて、名称不明の植物を見た。花はすっかり散って、丸い実が出来ていた。来年は、花盛りの姿を見たいもの。





住宅街を北東に戻る。昨年キレンゲショウマを見付けたお宅に立寄ったが、同じ位置には小さなツルバラが植え込まれていた。車庫に伸びたホップは健在だった。商店街に近いお宅で、変わった花木を見付けた。淡いピンクの花に、赤い班が放射状に付いている。初めて目にする花だった。知らない植物の何と多いことか。




久々の雨は、庭を潤してくれた。もう少しの雨量を期待したが、10時過ぎには上がってしまった。黒姫と名付けられたガクアジサイが咲き始めた。富士の滝と名のあるガクアジサイも開いて来た。炎天下で咲くよりも、アジサイには雨が良く似合う。





チシマヒョウタンボクの実が赤くなっていた。対になっている実が赤くなると、赤い瓢箪が見られる。夏咲きのシャクナゲが、あちこちで開き始めた。ナツツバキの蕾が膨らんで、先端が白くなって来ている。季節は夏に移行した。






ガクアジサイ Hydrangea macrophylla f. normalis ユキノシタ