24, 07. 2010 ガクアジサイ - 3 -


深い霧で明けた昨日は、午前中は陽が射した。前日下がった気温は4度程上がり、蒸し暑さがぶり返した。適宜に雨が降って、気温が比較的高く、陽が余り射さぬので、アジサイが好調。日中萎れることもなく、次々と色付いて来ている。友人作家のSさんが、40年程以前に、当時個展や2人展をしていた画廊主のA氏から分けて頂いたと、ガクアジサイを持って来て下さった。今年も数多くの蕾を付け、色付いて来た。





下の2種は、散歩の途中で見かけたガクアジサイ。上の種は、アマチャに近い品種。ピンク系や更に赤味の強い種も屢々目にするが、アジサイは白から青の階調が好ましい。




ヒヨドリソウが開き始めた。平らな花序に数多くの小さな花の集積がある。全て開き切った姿よりも、咲き始めの姿が好ましい。ワレモコウに蕾が上がって来た。ユウバリシャジンも開き始めた。もう少し咲き揃ったら、再度登場させる予定。ポツポツと忘れた頃に花を開いているナツツバキが、早く開花したものは実になっていた。剪定方法を考えて、もう少し数多くの花を付けたいもの。






午後O氏が迎えに来て下さり、作品を積んで級友Sさんのお宅に向う。吹き抜け空間を持った白い壁の居間から2階へ上がる壁面に4点構成の作品、L字型に曲がる階段の曲り角の高い壁面に縦長の作品を手際良く設置して下さった。佳い空間に、以前から在った様に作品は収まった。異常に蒸していたが、とうとう雨が降り出した。Sさんに地下鉄の駅迄送って頂いて戻った。

今朝も未だ雨が降っている。アジサイは水滴で頭が重くなり、地に付きそうに広がってしまった。早く“梅雨明け”して欲しいもの。


ガクアジサイ Hydrangea mavrophylla f. normalis ユキノシタ