天気予報で今年初めての10度を上回る気温が喧伝されていたので、昨日は暖かな一日を期待した。南から吹き込む風は、高めの気温と同時に分厚い雲を運んで、陽が射さなかった。仕事もならず、本を読んで過ごす。2時少し前に、夕食の素材を買求めに出かけた。
もう毛皮の耳掛けでもあるまいと、外して来たのが間違いだった。風が滅法冷たい。気温が6度の前日の方が、体感温度は高かった。膨らんで来ているサンシュユの冬芽が、不機嫌な色をみせていた。
ひよどり公園のホウノキが生えていた位置に、住宅が建ち始めていた。テントの中には、土台の鉄筋が組まれていた。住宅街を北へ向かう。ずっと雪に埋もれた儘だったヤツデが、艶やかな葉を現していた。
住宅団地へ出て驚いた。4軒並んでいた新たな土台の東の2軒の外観が、出来上がっていた。工場で作られた壁を、組み立てたものと思われる。西側の2軒は、土台の儘だった。北西の端の土地では、土台の目印が打ち込まれていた。
2軒のスーパーを廻り、買物を済ませて戻る。庭の梅の樹に、ヒヨドリが飛来していた。枝に挿した林檎を、皮だけ残して食べていた。