09, 03. 2018 薄暗い一日


昨日は暫く続いた真冬日を脱出したが、終日陽の射さぬ薄暗い一日となった。洗濯機を仕掛け、読みかけた本を読んで過ごす。集中治療室に運ばれている危篤状態の主人公が、肉体を離れ様々な経験をするという異常な設定の物語。午後の早い電車で、札幌へ向かった。南風が強かった。

南1条の画材店で買い物を済ませ、大通公園へ出た。公園内は滑って歩き難かろうと、南大通りを西へ進む。公園の歩道と車道の間に出来た高い雪の壁が、車が飛ばした汚水で茶色くなっていた。道の角の雪の壁は、双方からの汚水で雪とは思えぬ程黒ずんでいた。




銀杏並木の銀杏は、殆ど落ちていた、歩道に散らばっていた銀杏も、殆どなく綺麗になっていた。ぽつぽつと雨が降り始めた。革コートのフードを引き上げて被る。道庁の南門から、構内へ入る。南門付近は除雪が完全ではなく、滑って危険な状態だった。除雪が完全な、正門前の道に出る。除雪の雪が、高く積まれていた。






南の池は雪が融けて、水面が広がっていた。水面の出ている所に集結していたマガモは、広い範囲に分散していた。正門を出て、北へ向かう。北の池も、氷に積もった雪の色が変わっていた。駅前で、生花と茶菓を買い求めて戻った。氷に積もっていた雪が雨で溶けて、バス停から家までのわずかな距離が滑って大変だった。





今朝も雨が降り続いている。アトリエの窓近くまで積もっていた雪が融け、土台が見えてきている。雪が融けるのは構わないが、山沿いの地方は雪崩など起きぬかと案じられる。