19, 01. 2018 氷柱が伸びる


昨日は日中殆ど陽が射さず、薄暗い一日となった。午前中には、時折雪が舞った。一昨年末、静岡に移転された詩人の糸田さんから、誕生祝が送られてきた。包みを開くと、様々な品が現れた。特上の深蒸し煎茶、備長炭が練り込まれた蚊帳地が6枚重なった、ツートンカラーの茶巾、樹々がモチーフの写真と絵画の葉書、白黒の猫が並ぶペーパータオルに、巾着と草履が張り付けられた小さなカードに、メッセージが書き込まれていた。薄暗い天候に、光が射した様な気分になった。



1時を過ぎて、雲が高くなってきた。一週目モデルの生花を買い求めた駅前のスーパー内の生花店で、花を買い求めてくることにした。気温が高めで湿り気の多い雪が降るので、氷柱が良く伸びている。先に落ちた屋根の雪と繋がっているお宅があった。しらかば公園を、南へ抜ける。南の住宅街の歯科医のお宅の氷柱も伸びていた。雲が開いて、時折薄日が射す様になった。2005年に散歩を始めてから、ずっと空き地のままだった土地に、金属の足場が立ち上がっていた。






駅前のスーパー手前の小公園のイチョウを見上げる。太い冬芽が伸びていた。白樺の尾花も、長さを増していた。期待していたグロリオサは無かった。仕方なく。中央の沢を渡る。陽の位置が分かるようになって来た。階段に積もった雪を、係の方々が取り除いていた。登りはまだしも、下りの折は雪が滑って恐ろしい。






住宅街を北東へ戻る。ヒヨドリの群が飛び回っていた。昨年の実が残っている柿の木の付近だった。食いしん坊のヒヨドリは、残っている実物を食べ尽くすに相違ない。