27, 11. 2017 無彩色の世界


日々外界の色が失われて行く、苦手な季節となった。晴れていれば積雪の表面や、裸木の枝先に僅かに色を感ずることが出来るのだが、陰鬱な曇空では明度も彩度も落ちて、無彩色の世界となる。手仕事をしていたが気が滅入るので、駅前のスーパーにお八つの焼き菓子を買求めに出かけた。

シラカバ公園をぬけ、続く緑地帯を南へ向かう。南の住宅街を折れ曲がりながら、南西に進む。大きなツルウメモドキを見付けた。毎年塀の上に数多くの南瓜を並べていたお宅は、昨年は数が激減し、今年は全く並べられていなかった。冬囲いは、専門職の手で行われていた。




中央の沢んp東の遊歩道に出る。美しい散歩道なのだが、色が失われてしまった。南へ進み、鉄道林前の道に出る。裸木が、黒々と続いていた。





焼菓子を買求め、沢を渡って東の遊歩道を戻る。葉が落ちて色を失った落葉松林は、恐ろしい感じがする。沢を離れて、住宅街を北東に戻る。昨年は葉が落ちてしまったネズミモチが、今年は無事に葉を残していた。唯一元気なのは、オオマルバノホロシ。常緑ではない筈なのに、葉が青く実も未だ落ちていなかった。






昨夜は半月が明るく見えていたが、今朝は浮雲が多く青空の領域が少ない。陽光が望めるのは今日、明日のみで、週末まで雪の日が続く予報が出ている。