11, 05. 2017 若草色の春霞


駅前で買物を済ませ、中央の沢の階段を降りる。沢の底は、ニリンソウで白くなっていた。長い階段を登って、東の遊歩道に出る。沢の樹々が芽吹いて、若草色の春霞の中を歩く気分だった。若葉が繁ると、遊歩道は日陰となる。2番通りを渡り、北の沢の遊歩道に入る。柏の樹も、芽吹いていた。幹に絡まったツルアジサイの葉が、大きくなって来ていた。ウンリュウヤナギの梢は、量感を増していた。沢を離れて、住宅街を東へ戻る。かなり背丈のある椿が、花を開き始めていた。方々で葉が枯れてしまった椿を見ているので、救われた様な気分になった。晴間は夕刻まで続いていた。







昨朝の晴間は、長くは続かなかった。絵具を重ねる様に、雲が厚みを増して行く。仕事にはならず、手仕事を始めた。前日の写真と昨日の写真を比較すると、色の彩度,コントラストに大きな差がある。作品は青を基調としているので、赤などの暖色系より波長が短く、影響を受け易い。戸外の暗さが増して来たので、夕食の素材を買求めに出かけた。クジャクシダが伸びて来ていた。丸まった茎が広がって、名称通り円形に葉が広がる。アミガサユリも咲き始めていた。




ナナカマド公園の遊歩道を、南へ向かう。七竃と桜の葉が繁り、空を覆っていた。南の住宅街を、東へ進む。道路脇で、シキミが花を開き始めていた。ホウノキの芽吹きが、漸く始まった。葉の中央に、花芽が包まれている。北へ向い、3番通り手前の近道を通る。サクランボが花盛りになっていた。







東のスーパーで野菜を買求め、西のスーパーへ向かう。歩道脇のコンクリート塀に絡まった蔦が、赤茶色の芽を吹いていた。今朝も昨日に引き続き、曇空。気温も下がって、火が恋しい。