02, 11. 2017 梢寂しく


曇の予報が出ていた昨日は、午前中は陽が射した。朝食後、直ぐに仕事に取りかかる。正午前から、大きな量塊の雲が上空を覆い始めたので仕事は諦めて、夕食の素材を買求めに出かけた。しっかり着込んで出かけたが、風が冷たかった。

ナナカマド公園を、南へ通り抜ける。葉が残っていた楓は葉を落とし、叢を赤く染めていた。新築工事が始まった住宅街の中の畑の北のお宅では、昨年の様に物置に収穫物を吊り下げてあった。丈夫な物干には大根が吊され、雨を防ぐカヴァーもセットされていた。益々凄みのある色を見せるサンシュユを見上げて、東へ向かう。ひよどり公園の前に出て、足が止まった。公園の樹々は、裸木になってしまっていた。葉を落としたホウノキには、尖った冬芽が見えていた。沢の南側の樹々も、葉がすっかり枯れていた。







沢に沿って、北へ向かう。沢を背にしたお宅の賑やかなハロウィーンの飾りは片付けられ、南瓜が2つ残されていた。また新たな工事が始まっていた。葉が残ってハリエンジュも、葉は殆ど落ちてしまっていた。少し陽が射していたのに、南西の巨大な雲が陽を呑込んでしまった。日射しが失せると、体感温度が下がる。






東のスーパーで、野菜を買求める。両手で抱えないと持ち上がらぬ、大きなキャベツが並べられていた。母と漬けた、鰊漬けを思い出した。3番通りを西へ向かう。葉が無くなった中央分離帯の樹々の中に、赤い実を見せているアズキナシが目立っていた。葉は既に落ちて、熟した実が見えていた。西のスーパーの裏手からは、山頂付近が雪で白くなった手稲山が見えていた。買物を済ませて戻る。葉が落ちた柿も。色付いた実を見せていた。






夕刻晴間が広がって来ていたが、今朝も薄雲が掛かった青空が広がっている。強かった風が、収まっているのは有難い。