15, 05. 2013 久々の晴れ間に


もう5月も半ばというのに,雨がちで気温の低い天候が続く。方や列島南部では,真夏日の天候で熱中症の危険が報じられているのだから,狭い国土ながら南北の差異を痛感させられる。僅かに気温が上がり,風が治まっていたので,気に懸かっていた落葉や切り残しの茎を集める作業を始めた。未だ咳きは残っているが、酷かった鼻水は治まって来た。発芽を確認してからでないと,邪険には落葉を集められない。ついでに,冬期間に折れた紫陽花の枝も切詰め,家の東側綺麗に片付けたら,正午過ぎになっていた。

午後からスパイラルの接地面の補強に入る。接合部分の厚みは2cmに近付いた。充分乾かして,角度を180度変えて,最終仕上げに入ることになる。2時半過ぎに散歩に出かけた。雲が切れて、青空が広がって来ていた。15度には到っていなかったが,日射しが暖かく感じられた。ナナカマドは、もう繁り始めている。新芽同様、春には相応しくないカドミウムグリーンの粘りのある色調。住宅街の中の公園の北側の樹々の中に,円い実の様なものを見付けた。赤味のある物体はハルニレの花に似ているが,遥かに大きく,数が少ない。こうして毎日散歩を続けていても,植物が見せる変化は中々捉え難い。最上部の写真も,此の樹の枝。先日見付けたフッキソウは,満開状態だった。





東の沢は,芽吹きで萌えていた。沢の西の道を北へ向う。ずっと見上げて来たバッコヤナギも,葉を出し始めていた。オニグルミの円く大きな芽が分離し始めていた。此処のオニグルミは沢の底から伸びて来ているので,比較的近い位置で芽を見ることが出来る。





沢を離れて住宅街を西へ戻る。沢の支流にあたる窪地へ立寄った。公園自体が道路からかなり低く,窪地は更に低くなっている。投げ込まれた雪は未だ残っていたが,階段は何とか下りられそうだった。エゾエンゴサクエンレイソウが花盛りだった。折れた落葉松を処理したものが積まれてある。此の辺りはシロバナエンレイソウサラシナショウマが咲くのだがと,撤去を期待する。札幌では桜の開花宣言が出されたが,当地の桜は未だ開いていない。週末辺りが見頃になるのだろうか。





家に入る前に,庭を一巡した。早く咲き出した南側のニリンソウは,もう二輪目の花が開き恥じ得た株もある。低かった背丈が伸びて,オオバナノエンレイソウに覆いかかっていた。邪魔にならぬ様,切り取らなければならない。漸く出始めたアツモリソウにも迫って来ていた。夏には地上部分が消える植物。少し早めに切り取ってしまうことにしよう。庭仕事が進まぬ内に,もうクロフネツツジが蕾を付けていた。




夕刻過ぎまで良く晴れていたのに,今朝はまた曇空で風が強い。夕刻過ぎには雨の予報が出ている。好天は長続きしない。