16, 04. 2017 猫柳色付く


18度という、当地としては5月並の気温が続いている。昨日は風が少し治まって、暖かさを感じた。教室を終えてアトリエの床を磨き、手がけたばかりの作品を水張りする。手袋と耳掛は外したが、用心して革の上着のまま夕食の素材を買求めに出かけた。

東の地平に近い空に僅かに雲が見えるが、上空は良く晴れていた。ナナカマド公園を南へ抜ける。ナナカマドが、春には似つかわしくない赤茶色の芽を開いていた。南の住宅街を、東へ進む。かなり離れた位置から、サンシュユの梢が黄色く見えていた。開いた殻から、花弁が殆ど見えて来ていた。来週には、殻からすっかり姿を現しそうだった。シデコブシも、数輪開き始めていた。





東の沢の猫柳を見上げる。少し芽が膨らんで、黄色味を帯び始めていた。北へ向い、2番通りを越えて、何とか沢の傍を北へ通り抜けてバッコヤナギを見上げた。芽が伸びて緑色を帯びて来ていた。やがて、毛虫の様な状態となる。直ぐ傍の小さな芽を見せていた猫柳も、黄ばんだ色を見せていた。最上部の写真も、バッコヤナギ。





沢沿いに北へ向い、3番通りを渡る。高速道路の西に並ぶ高い樹々の梢に、暗褐色の実が見えていた。何年も見上げているが、初めてのこと。花は恐らく緑色で、花が落ちずに止まったものと思われる。未だ枯れ葉を付けている樹々といい、昨年の早い冬の到来は、植物のリズムを狂わせてしまった。




北の住宅街を、西へ向かう。ショウジョウバカマが葉を見せていたが、花序は上がっていなかった。2軒のスーパーを廻り、夕食の素材を買求める。重い買物袋を下げて、ナナカマド公園へ北から入る。芝生の緑が強くなって来た。遊歩道脇のお宅の庭に、エゾエンゴサクが咲いていた。




今朝は薄い浮雲が多いが、青空が広がっている。今日も最高気温18度の予報が出ている。昨日よりも風が強いので、体感温度は低くなりそう。