16, 12. 2016 青い革入手


昨朝の雲は間もなく切れて、青空が広がり始めた。洗濯機を仕掛けて、縫い上がったばかりのバッグに、防水剤を噴霧する。2週前に蒼い革を探しに出掛けて、10月末に縫い上げてあった帽子と財布に使用した革と同じ革を見付けた。カーフなのだが、柔らかく鞣してあって、シープの様な感じの革。残っていた革の切れ端を総動員して、何とかバッグを仕立てた。軽くてとても佳い。既に縫い上げてある奥様用のペンケースは、包装済み。何とか青い革を入手したい。





午後の早い電車で、札幌へ向かう。駅前で1軒、革を探したが見付からなかった。歩いて南へ向かう。何十年も画材を買い求めていた店舗が閉店する。立寄ったが、画材は殆ど売り切れていた。2階と3階の画廊も閉鎖とのこと。1989年の、3階3室を使用しての画廊企画の個展が最後となった。



南1条の2店舗を廻り、2軒目で漸く小さな青い革を入手した。春に半コートを縫ったコバルトブルーの革より幾分地味なウルトラマリーンの革だが、仕方がない。これで、週明けには、お二人分のペンケースを送る事が出来る。大通公園へ出ると、西の空が赤味を帯びて来ていた。横断歩道が危険な状態で、ロードヒーティングされた歩道の境が、これまた危ない。ユリノキの葉が、僅かに残っていた。陽の位置が、ぐんぐん低くなる。道庁の南門から、構内へ入る。大分狭くなった水面傍の氷の上に、マガモが集っていた。正門を出る頃、陽は西の雲に隠れてしまった。







現在は良く晴れているが、昨夜降った雪が庭木を白く化粧してしまった。今日は道内殆どの地域が、真冬日の予報。梅の樹の下の石楠花の葉は、裏側に細く巻いてしまっている。