23, 11. 2016 低い陽の軌道


昨朝ブログの更新を終えてニュースを見ようとTVのスウィッチを入れたら、福島沖を震源とする震度5弱の地震のニュースが報じられていた。5年前の大地震の記憶が甦る。既に津波が達している地点もあった。海岸近くに膨大な汚染水を並べてある福島原発が気に懸かったが、幸い大事には至らなかった。高台へ避難した人々も、5年前の惨事を思い出していることを想うと、胸が痛んだ。幸い、大きな被害は出ずに、収束した。前夜からの雪は止んだが全く陽は射さず、灯りを点けて手仕事を進めた。

午後に入って、少し雲が高くなった。時折小雪も舞っていたが、明るい内に歩いて来ようと出掛けた。車道も歩道も、雪は融けていた。南東の空に僅かに青空が見えたので、南東へ向かう。トウグミが未だ葉を付けていた。葉が赤茶色になったベニシタンが、雪を冠っていた。開き切った小菊が、倒れかかっていた。






枯れてすっかり色を失ったウイキョウが、切られずに残っていた。彼方此方に佳い色を見せているツキヌキニンドウを見かける。東の沢まで進む積りでいたが、雪の降りが酷くなって来たので、北西へ戻る。時折分厚い雲間から、薄日が射すが雪は降り止まない。インテリアの店舗の前には、クリスマスの装飾が置かれていた。






夏に何度か登場させたグミの樹の前を通る。グミも未だ葉を残していた。雪が降っても、オオマルバノホロシが未だ実を付けていた。黒い実は何の実だろうか。低い軌道を動く陽の位置が僅かに知れる。3時前なのに、もう南西の低い位置。夏の終わりから始まった新築工事で出来た家の隣に、新たな工事が始まっていた。これから始めて年内に完成するのだろうか。





昨夜来の雪で、庭は真っ白になっている。今日の最高気温は-4度と、真冬日の予報。11月の真冬日は、全く記憶に無い。