13, 11. 2014 時ならぬ開花


昨日は母の祥月命日で、早く見える僧侶のお参りから始まり、近所の従姉夫婦も来てくれて、午前中は忙しかった。当地に越した頃よりも檀家が増えて僧侶は滅法忙しく、お参りが済むとあたふたと帰られる。当初家が疎らだった3番通りも住宅や店舗で札幌、野幌と繋がってしまっているので、檀家廻りは大変な様子。従姉夫婦と昼食を済ませて送り出したら、1時を過ぎていた。

3時過ぎから雨の予報が出ていたので、早めに夕食の素材を買い求めに出かける。郵便物を出しに郵便局へ向った。強い南風が吹いて、時折突風並の風で身体が運ばれる。規定外の郵便物を出し終えて、南の住宅街を東へ向った。トウグミが未だ葉を残していた。先日見かけたコマユミは、殻が朽ち始めていた。白く美しい花を付けていた藤は、大きな実を下げていた。ベニシタンは、葉も赤くなっている。暑い時期には疎ましく感じられる赤が、此の時期には好ましく思われる。






空地は枯れた植物で、凄惨な表情を見せていた。エゾノギシギシは暗褐色に、セイタカアワダチソウは花の跡が綿毛になっている。一方何度刈られても直ぐに出て花を付けるアカバナツメクサの姿が見られた。雑草の強かさを感じる。スーパーへ入る前に、裏手へ廻ってみる。分厚い雲の下を、南から黒雲が押し寄せて来ていた。





買物を済ませて戻る。過日花芽が出ていたナニワズを見に立寄った。緑色だった花芽が黄色く見える。ズームで寄せて写真を撮った。目の錯覚ではなく、蕾が膨らみ、花を開いているものもある。これから本格的な雪と寒さがやって来るのに、来春咲く筈の花が開き始めている。雪を冠れば持ち堪えられるかも知れないが、来春花は見られるのだろうか。




強かった風が少し治まり、今朝は薄日が刺している。予報の雨は降らず終いだった。