31, 01. 2016 寒さ厳しく


真冬日が続いているが、予報に反して青空が広がる日が多い。気温の低いのは着衣や暖房で対応出来るが、太陽光線は人の技術の及ぶところではない。教室を済ませ、此の晴間が今日だったら良かったのにと思いながら、磨いた床の上に制作途上の作品を水張りした。

2時少し過ぎに、夕食の素材を買求めに出掛けた。前夜僅かに降った雪が、片栗粉の様に靴底で軋む。風は治まっていたが、空気が冷たく屢々涙を拭きながら歩いた。灰色の外套を着ていたモクレンの冬芽が、白くなって来ていた。前回通った折には未だ実を付けていたオオマルバノホロシが、実を全て落としていた。新雪を冠った雪面は、小さな結晶がキラキラと輝く。もう東の沢が見える住宅街の栗の樹に、ヒヨドリの姿があった。単体なので、渡り鳥ではなく里鳥と思われた。沢の樹の梢にも、一羽のヒヨドリの姿が見られた。大集団の渡りのヒヨドリは、旅だったらしい。







高くなった西の雲が、陽を捉え始めた。東のスーパーで野菜を買求めて外へ出ると、西の雲が一段と高くなって来ていた。寒かったが、西のスーパーの裏手へ廻ってみる。石狩湾から山沿いを通る雲が、次第に高さを増して南東へ流れる様子が見えていた。




朝方は浮雲が多かったが、次第に青空の領域が広がって来ている。洗濯物を仕掛けて、仕事に入ることにしよう。