22, 05. 2016 ノビネチドリ


昨日は気温が更に上がり,29度を超えた。道央や道東では真夏日の地点が広がり,熱中症で運ばれる人も出た。正午前の天気予報で驚いたのは,札幌の湿度が15%と表示されていたこと。洗濯物は良く乾くかも知れないが,体調管理には注意が必要となる。教室を終えて,アトリエの床を磨き,纏まり過ぎた作品に変化をつけようと,小振の和紙を水張りした。

夕食の素材を買求めに出掛ける。歩き出す前に,庭を一巡した。ノビネチドリが見頃になっていた。親株はアトリエの南の位置なのだが,種子を飛ばして,母屋の西側と東側の道路に近い位置に1本ずつ咲いていた。随分遠方まで種子を飛ばしたことになる。ヤグルマソウに花序が上がって来ていた。葉は緑になり、白い花を付ける。コウライテンナンショウも,緑の鎌首を上げていた。






近くのお宅で,マルメロが蕾を見せていた。大きなマルメロがある南の住宅街へ向かう。途中、オオヤマレンゲにも蕾が見えていた。近隣では最も大きなマルメロの樹を見上げる。数多くの蕾が見られ,来週には花が見られそうだった。





先日蕾から僅かに一つ花弁が見ていたホウノキは、蕾が皆外套を脱ぎ捨て,白く見えていた。これも来週には花を見られそう。沢沿いに北へ向い,東のスーパーで野菜を買求めて、西へ戻る。芽吹きが遅れていた中央分離帯のイヌエンジュが、芽を吹いていた。昨年は白い花が見られなかった。2010年の夏に独りでスペインを巡った折に、
トレドのタホ河の畔で目にしている。今年は花を付けるだろうか。前日霞んで見えなかった山並みが見えていた。随分気温が上がっているのに,手稲山の山頂付近には,未だ雪が見えていた。






買物を済ませ,重い袋を下げて戻る。フジも花序が色付き,開花が近付いていた。今朝は風が強いが,良く晴れている。