23, 05. 2016 藤の花咲く


5月とは思われぬ高温の日が,続いている。昨日も気温は30度近くまで上がった。洗濯機を仕掛けて,仕事に入る。新たな作品の為の和紙の他に,先週まで続けていた作品に加える殆ど単色のパーツを作る為の,小振の和紙を水張りしてある。窓を開けて仕事が出来るので,絵具の乾きが早くて良い。先週慌ただしくて出来ずにいた,庭のユキザサを切り取り,賑やかに咲き出したコンロンソウも加えて生けた。



2時少し前に,散歩に出掛けた。先日見かけた紅白2色の花木を,見て来ることにした。詩人のIさんは、ゲンペイウメとゲンペイモモがあると、調べてコメントを下さった。梅は花の時期が終わっているので,桃の方が可能性が大きいと思われる。葉が出ていて,気付かずに通り過ぎる程感じが変わっていた。横から見ると,確かにあの花木。実が出来る頃,また見ることにする。彼方此方のハナズオウが,満開状態だった。





年々早まっているフジの開花が,この陽気で更に早まっていた。もう花が開き初めている。中学、高校時代に、北海道神宮祭の6月15日に夏の制服に着替え,長く続く藤棚の前で学級写真を撮るのが習いだったから,半月以上も早まっていることになる。様々な様相を見せるフジの中で,棚も架けられず低い位置に多くの花を付けている樹が気に入った。







北西へ向かい,ツキヌキニンドウを見に立寄る。もう開花しているのではと思っていたが、少し早かった。毎年見ているが,何とも不思議な造りの花。住宅街を気侭に折れ曲がりながら,北東に戻る。真っ白なボタンが咲いていた。この開花も随分早いと思われる。隣家のコマユミが,白い花を付けていた。





朝方は青空が広がっていたが,薄雲が掛かって来た。薄日は漏れているが,明るさは今ひとつ。随分好天が続いたので仕方がないが,日射しが欲しい。