05, 01. 2016 凍てつく路面


お正月休みも終わった御用始めの昨日は、気温ががくんと下がった。10時前に雲が開けて青空が見えて来た。礬水を作る為の、膠を煮溶かす。水の分量を多めにしてゆるく煮溶かした膠が人肌に冷めた頃、粉末状の明礬を加える。下地の絵具を充分に施した和紙に礬水を施すと、それ以降の絵具は表面に出て来て発色が良くなる。礬水が出来上がった頃、空には雲が広がって、日が隠れてしまっていた。

2時過ぎに、散歩に出掛けた。緩んで融けた雪が寒気で凍り付き、路面の状態は最悪だった。歩く前方を見渡して、何処を歩くべきかを瞬時に判断しなければならない。敢えて危険な状態の所を歩くよりも、少しでも安全な部分を辿って歩く方が佳い。北西を廻ろうと、北へ向う。空地のノラニンジンが、倒れずに姿を見せていた。団地の北外れから、北西の山並みを見渡す。南の藻岩山は見えていたが、手稲山は雲の中だった。






更に西へ進んで北の沢伝いに南へ戻る積りでいたが、路面の状態で諦めた。300m程手前の南北に通る幹線道路を、南へ戻る。3番通りまでの道は、急勾配。登りは良いが、下りは恐ろしい。丘陵地に出来た団地は、南へ向かう程高くなっている。3番通りから西を見ると、厚別や月寒がかなり低い位置にあることが判る。枝道よりも歩道の方が歩き易いので、2番通りまで出る。この辺りは勾配がかなり緩くなるが、突き当りの鉄道林まで坂道は続く。2番通りの舗道を通って、東へ戻る。家が近付く頃陽が傾いて、凍った路面が赤く輝いていた。






今朝ブラインドを上げるとそらは良く晴れて、南東の雲が綺麗に焼けていた。夜分に晴れたので、気温は頗る低い。夜分は曇って日中晴れると良いのだが、中々上手くはいかない。