16, 12. 2015 師走の雨


前日の快晴が遠い日の事の様に、昨日は斑厚い雲が空を覆い、陽が射さなかった。午前中は曇、午後から今日の明方まで雨の予報が出ていたので、10時過ぎに散歩に出掛けた。日射しがない割には、気温が高めだった。気象台が発表した11月の平均気温は、記録上最も高めで、もう梅が咲いたり降雪を待ちわびるスキー場が多々あるとのこと。魚沼在住のMIXY友Nさんも、全く雪のないスキー場の写真を載せておいでだった。

ナナカマド公園を東に抜ける。出口に接するお宅のイチイの生垣の下に、白い綿毛を出している植物があった。何だろうと、覗き込む。背丈は小さいが、残った実と枯れた葉から、シュウメイギクと知れた。硬く丸い実が弾けて、綿毛が現れていた。未だ葉を付けているユキヤナギがあった。広葉樹は葉を落として久しいので、目が吸い寄せられる。異常とも思われる11、12月の暖かさで、青かったオオマルバノホロシの実が、到頭赤味を帯びて来ていた。





もう手が廻らなくなったのだろうか、枯れたアスパラガスが繁茂しているお宅があった。笹も増え広がっていた。この様な庭を目にすると他人事とは思われない。手が廻らなくなると、庭は自然に還ってしまう。開き切らなかった薔薇が残っているお宅もあった。雪が融けて、落ちた紫陽花の葉が現れていた。






東のスーパーの100円ショップで、厚紙を買求める。書店や文房具店が無くなって、この100円ショップは急場しのぎには有難い。西の空が少し明るかったので、西のスパーの裏手へ廻ってみる。山並みが見えていた。黒い雲が南から広がって来ているのが判った。ナナカマド公園へ北から入る。雲間に僅かに陽が見えていた。




日暮まで雨が降る事はなかったが、昨夜は降雨があったらしく、敷石が濡れている。今日も日射しは望めぬ予報。時期外れの暖かさは、今日までらしい。