19, 10. 2015 落葉を踏んで


前日の暖かさから一転、昨日は気温が6度程下がった。此の時期の気温としては順当なのだが、前日余りに暖かかったので、寒く感じる。新たな和紙を水張りして庭に出たが、早々に家に戻った。午前中は薄雲だったが、次第に雲が厚くなって来たので、散歩に出掛けた。近所のツルマサキが、朱赤の実を見せていた。北西から黒い雲の領域が広がって来る。雨の予報は出ていないので、南を廻って来ることにした。街路樹のシナノキの落葉がが進んでいた。葉が落ちた跡には、冬芽が伸びていた。




ご自分で作業をする方の冬囲いが、彼方此方で見られた。少しでも暖かい内にとの思いは理解出来るが、植物が可哀相な気もする。散歩を始めて最初に見付けたマルメロが、佳い色に色付いていた。今年はマルメロを入手出来なかったので、羨ましい。






南の住宅街のネムノキの実が,黄色く色付いていた。此処のお宅には、柿の樹もある。実ばかりでなく、葉も赤く色付いていた。昨年は収穫せずに朽ちさせてしまったが、今年はどうなるのだろうか。





東町公園に続く緑地帯に入る。殆どの樹々が色付いて葉を落とし始めているのに、ケヤキは未だ青い。それでも所々、葉が黄色くなり始めていた。佳い色を見せている東町公園を通り抜ける。不足の物があったのを思い出し、少し西のスーパーで調達する。西から入ったシラカバ公園も、落葉が増えていた。大きな葉は、ホウノキの葉。落葉が足元で音を立てていた。真っ赤な実を見せていたアスパラガスの茎も葉も、すっかり枯れてしまっていた。






浮雲は多いが、今朝は晴れて青空が見えている。手が冷たくて、アトリエのストーヴに火を入れた。仕事の合間に、庭の収束作業を進めなければならない。