29, 10. 2018 最後の輝き


昨朝の晴れ間は、長くは続かなかった。薄雲が広がり、やがて雲が厚みを増して来た。洗濯機を仕掛け、手仕事の続きをする。正午を過ぎて雲が低くなって来たので、降られては敵わないと散歩に出かけた。

未だ色付き始めたばかりの、モミジもあった。カエデに比べて、葉が薄く赤の色に透明感がある。ギボウシの葉が、黄色くなっていた。ユリ科の植物は、葉が黄色くなって溶けた様に朽ちる。




もう南のキタコブシが実を落としているだろうと、南へ向かう。鉄道林前の道の1本北の道に入る、コハマギクが、見事に広がっているお宅があった。玄関前の植え込みに植えていたコハマギクは、いつの間にか消えてしまった。下見板の住宅が出来上がり、人が住み始めた気配がした。北の柿の実より一回り小さいが、数多い実が佳い色になって来ていた。





黄色くなった葉が落ち始め、実も一部は朽ち始めているのに、キタコブシの実は一つも落ちていなかった。仕方なく南の住宅街を戻る。門柱の植え込みに植えられたドウダンツツジが、真っ赤に燃えていた。大分葉が落ちたナナカマドに寄生した、ヤドリギを見上げる。実が黄色く透明になって来ていた。公団アパートの庭で、佳い色に染まった樹を見付けた。ツツジの仲間だろうか。紅葉が遅れていた塀に絡まったあ大きな葉のツタも、葉を赤く染めていた。







昨夜来の雨が、降り続いている。風も強めで、今日は荒れた天候になるらしい。美しく色付いた樹々の葉も、落葉が進むものと思われる。