22, 03. 2015 彼岸中日


お彼岸中日の昨日は朝方の雲が薄れ、青空が広がる暖かい一日となった。教室を済ませて、アトリエの床を磨く。制作途上の和紙を床に水張りして、買物がてらの散歩に出掛けた。ナナカマド公園を南へ抜ける。遊歩道脇の雪が、随分嵩を減らしていた。



2番通りを越えて、南へ続く遊歩道に入る。10羽程の鳥が飛び交っていた。目を凝らすと、後頭部に羽根が伸びている。キレンジャクだった。先日地面でナナカマドの実を啄んでいた個体を思い出した。上手く合流出来れば、生き延びられる。





遊歩道を離れて、住宅街を東へ向かう。男の子が父親に手伝って貰って、自転車の車輪に空気を入れていた。道路はすっかり雪が融けて、自転車に乗れる季節になった。東のお宅のサンシュユを見上げる。冬芽が膨らんで白くなり、僅かに亀裂が入って来ていた。東の沢傍の公園の楓が、赤く輝く。沢のネコヤナギも殻が外れて、芽が白く光っていた。前日載せた名称不明のネコヤナギは、イヌコリヤナギではないかと、MIXY友のSさんからコメントを頂いた。此処のネコヤナギは芽が小さく、数が多い。






沢に沿って、北へ向う。落葉松の梢が、量塊を増して来た。写真を撮っていたら、頭上を黒い影が過った。鳶が南へ飛んで行く。キレンジャクの群が、気に懸かった。沢を離れて、住宅街を北西へ向かう。久々に、窪地の脇を通る。周辺から投げ込まれた雪で、窪地は未だ雪で埋っていた。スーパーへ入る前に、裏手の原野を見渡す。山並みも札幌市街も、春霞の中だった。





型の佳い鰊が出ていて、買い求めて戻る。雪から出たナニワズの蕾の先端が僅かに開いていた。今朝も青空が広がっている。思いがけず、仕事が進められそう。