06, 08. 2014 雨の画廊巡り


会期半ばの休廊日の昨日は、前夜からの雨が降り続いた。台風11号の影響で、列島南部と北海道は、交通止めの箇所も出る程。日常生活とは異なったリズムで疲労が溜って来ていたが、初日に見えた斎藤周氏と前日見えた大井さんの画廊の河口龍夫氏の個展を廻って来ようと、札幌へ出かけた。何れも会期終了日が10日で、昨日しか出かける日がなかった。

札幌駅から地下鉄で、北のテンポラリースペースへ向う。画廊主の中森氏のブログで予めイメージを持っていたが、イメージよりは軽い感じがした。本人は不在で、中森氏と今回の個展について話し込む。画廊を辞して地下鉄を乗り継ぎ、旭ヶ丘のギャラリー門馬へ向う。2010年の個展の折に良くも通ったと思われる程、車を使用せぬ身には行き難い場所にある。画廊前の木立のオニグルミが実を付け、少し色付いて来ていた。『真珠になった種子 音になった種子』と題された個展は、見応えのある展示だった。何の実なのか、何れの作品にも焦茶色の皮を剥いた実が配されていた。2階の空間の貝殻の彩色は、貝合わせを連想させられた。







画廊を辞して札幌駅に戻る。最寄りの駅に着いた頃、雨は小止みになっていた。駅前のスーパーで、夕食の素材を買い求めて戻る。今日から甥夫婦が一時帰省して義妹が忙しくなるので、夕食は担当すると言ってあった。今朝は曇空ながら雨は上がっている。あと5日、非日常の時間が流れる。