18, 06. 2014 小さな桃の実
前夜からの雨が上がり空は少し明るくなったが、昨日午前中は雲が厚かった。補正を続けていた大きなメビウスの輪の座りが悪い。強度を増す為に厚みを付けたのが、結果として思わしくない方向へ動いてしまった。搬入のことを考えて、極力薄手に仕上げて、新たに作り直すことにした。万が一のことを考え平面作品と同時に、芯の和紙は準備してあった。つなぎの膠を止めて、合成樹脂を使用する。残された日数を考えると、材質に拘ってはいられない。
正午を過ぎて雲が切れ、青空が垣間見えて来た。平面作品に取り掛かる。立体と平面の作業を交互にして、乾きの時間を有効利用する。3時少し前に、散歩に出かけた。南東の空が晴れていた。ナナカマド公園を南へ向う。空地は、ムラサキツメクサとブタナが咲き広がっていた。遊歩道に強い影が落ちている。ずっと悪天候が続き、強い影を見たのは久々のこと。
南の住宅街の桃を見に立寄る。実が膨らんで来ていた。先端がつんと突き出ているのが可愛らしい。かなりの数の実が付いていた。直ぐ傍に、見慣れぬ花木が蕾を付けていた。
鉄道林前の道を東へ向う。札幌より1週遅れで咲き出したハリエンジュも終盤。路面は散った花弁で白くなっていた。窪地のミヤマトウキは、未だ花を付けていた。
絵具の乾きを推量って、住宅街を北西に戻る。満開のバイカウツギがあった。佳い花なのだが、1年で伸びる枝がかなりの高さになる。オオヤマレンゲは、未だ花を付けていた。蕾もあって、花期が長い花木。久々に、住宅街の中の畑の前を通る。緑の量が増えていた。丸い穴が穿たれたビニールシートからは、玉蜀黍が背を伸ばしていた。
ナナカマド公園へ東から入る。往きには気付かなかったが、叢に茸が数多く出ていた。雨がちで水分はたっぷり。茸には佳い条件なのだろう。夕刻まで青空が見えていたが、今朝はまた雨が降っている。気温が低く、雨の多い6月になってしまった。