08, 06. 2014 花から実へ


停滞している梅雨前線の影響か、昨日も雲の多い天候となった。此の時期の気温としては平年並みと思われるが、真夏日を体験した後だけに、20度前半の気温は肌寒く感じられる。教室を済ませてアトリエの床を磨き、平面作品を水張りする。買物がてらの散歩に出かけた。

満開だったヒョウタンボクは花が終り、小さな実を付けていた。近隣では最も良く花を付けるオオヤマレンゲを見に立寄る。半分程は花期が終わり花弁が朽ちていたが、未だ花を付けていた。花期の遅いエゴノキの蕾が膨らみ始め、少し白くなって来ていた。





東の沢の西の道を北へ向う。沢のホウノキも大分萼片を落とし、花芯が突き出ていた。最上部の写真がホウノキ。石塀の前に、ノハナショウブが咲いていた。庭にも植えてあるが、背丈も余り高くはならず、切り花としても重宝する。2番通りを越えた沢の傍に、エゾワサビが花を付けていた。沢から西に突き出たアカシア公園に沿って歩く。3年前に無惨に剪定されたハリエンジュは大分枝を出して、花を開き始めていた。前日北大構内で見かけたハリエンジュより、進行が遅い。沢を離れて、住宅街を北西に向う。カルミラの蕾が色付いて来ていた。






3番通りを西へ戻る。雲が切れて青空が覗き、陽が射して来た。スーパーに入る前に、裏手の原野を見渡す。小樽に近い山並みは見えていたが、手稲山は雲に覆われていた。イネ科の植物が背丈を伸ばし、強い風で叢が波打っていた。クサフジの先端に、花序が出来始めているのを見付けた。秋まで長い間、花を楽しむことが出来る。





買物を済ませて戻る。車の流れが途絶えた折に中央分離帯へ渡って、オオバボダイジュを見上げる。托葉が大きくなり、蕾も膨らみ始めていた。買物帰りに何時も見上げる藤も、花序の先端まで花が開いてしまった。



今朝も曇空。もう随分雨が降っていないので、長雨になるのは困るが、一雨欲しいところ。