29, 04. 2014 紫色の猩猩袴


数日夏日を体験してしまうと、20度を切る気温が酷く寒く感じられる。昨日は気温が下がった上に、強い北風が吹荒れた。庭仕事をする積りでいたが、寒いので取り止めた。幸い雲が切れて、陽が射して来た。時折大きな量塊の雲が陽を遮るが、強い風で程なく雲は流れ去る。

2時半過ぎに、買物がてらの散歩に出かけた。かなりの量を買い置いた素材が底をつき始めた。札幌から数日遅れで、当地のレンギョウも開き始めた。蕾を上げていた水仙も咲き始めた。増える種なので、庭から溢れた水仙は、塀と道路の間に植えてあるお宅が多い。




ナナカマド公園を東に通り抜ける。白樺の雄花が随分長く伸びて、黄色味を帯びて来ていた。陽当たりの良い位置の桜は、蕾が膨らんで来ていた。シダザクラの蕾も膨らんでいた。





東の沢に近付く頃には、北西から張り出した雲で空が暗くなり始めた。沢も新芽で緑が広がっていた。三番通りを越えて、ショウジョウバカマを見に立寄る。花の名は緋色の花を架空の動物の猩猩に喩えてあるが、此処のお宅の猩猩袴は紫色の花を付けている。以前植えていたものと花形は同じ。品種改良でもしたのだろうか。三番通りを西へ戻る。昨秋、庭木を大々的に切ったお宅には、売家の立札が立てられた、主のいなくなった庭に、トサミズキが咲いていた。地面には紫色のスミレが広がっていた。パンジーより遥かに佳い。





買物を済ませて戻る頃には雨でも降りそうなくらい黒雲が広がって来ていたが、今朝は全く雲なく良く晴れている。強かった風も治まった。鉢植の植物に水を撒くついでに、少し冬囲いの撤去を進めようか。