15, 04. 2014 春楡の花芽


朝から雲なく晴れた昨日は、気温も上がり強い風が吹き止んだ。暖かいので,飼い猫達が何度も外へ出ることを要求する。冬期間家に閉じ篭っていた猫達も、嬉しいのか動きが素早くなった。明るい陽光の下で,彩色作業を進めた。アトリエのストーヴを消そうかと思ったが,暖かい方が乾きが早いので,消火寸前にヴォリュームを下げて作業を続ける。作業が一段落した2時半過ぎに,散歩に出かけた。

気温が上がった上に風も止んだので,頗る暖かい。ハルニレのある公園の雪が解けているかも知れないと,南東へ向った。桃の実が生るお宅に立寄る。冬芽が随分膨らんでいた。桃も、葉よりも先に花が咲くのだろうか。鉄道林前の道を東へ向う。林の前の低い土手の雪が,大分減って来ていた。此の土手には,エゾエンゴサクが咲く。東の沢に続く窪地の雪も,大分解けていた。水芭蕉は未だ蕾を上げていなかったが,雪が解けた地面に,ザゼンソウの赤い芽が出ていた。






立派な餌台があるお宅の1軒西のお宅の庭木に、奇妙な物を見付けた。様々な材料で出来た小さな鳥の巣だった。此処に良く集るシジュウカラヤマガラの巣ではないかと思われる。更に東のサルナシのあるお宅に立寄る。しっかり膨らんだ芽が,数多く出ていた。




鉄道林前の道は,鉄道と交叉して北東へ伸びて来る国道で,直角に北へ曲がる。三角形に広がる広い空地は,市の施設の工事中。野草も皆,刈り取られてしまった。ハルニレのある公園から,子供達の声が聞こえて来た。未だ一部に雪が残っていたが,子供達が遊んでいた。ハルニレの梢が煙っている。近付いて見上げると,もう花芽が出ていた。花といっても緑色で,良く見ないと葉と間違える。公園中央のハクウンボクにも、勢いの良い芽が出ていた。






ハルニレのある公園と少し北にある日時計のある公園を通り抜け,東の沢の西の道に入る。沢の前の空地の雪が大分解けて,蕗の薹が頭を出していた。沢を離れて,住宅街を北西に戻る。歩道脇の痛くの砂利の上で,何かが動いた。今年初めて目にするクジャクチョウだった。もう一軒のサルナシのあるお宅に立寄る。大分切り詰められていたが,しっかりした芽を出していた。




今朝も良く晴れている。午後に雨の予報が出ているが,昨日の湿度は15%だったので、佳いお湿りかも知れない。