14, 04. 2014 宿木の花期


昨日早朝には凪いでいた風が強まり,7時過ぎには雲が切れて青空が広がった。洗濯機を仕掛けて,着彩の作業に取り掛かる。時折薄雲が広がったが,強い風で雲は南東に流れて行った。作業が一段落した2時半過ぎに,散歩に出かけた。異様に太かった氷柱も流石に解け落ちていた。屋根を見て,太い氷柱の成因が判った。隣家との間が狭く,隣家に雪を滑り落とさぬ為に,屋根に滑り止めが設置されていた。軒下には,未だ氷の塊が積まれてあった。



シラカバ公園を南へ抜ける。小学校脇の白樺の巨木のヤドリギを見上げる。白樺の雄花で良く見えないがそろそろ花期が近付いている筈。未だ雪が残っている東町公園では、早くも小学生が野球の練習をしていた。公園の西側のキタコブシの巨木を見上げる。公園の樹々の大半は恐らく原生林が残されたものと思われ,何れも空を突く巨木が多い。数多い芽を付けていたが,開花には未だ間がありそうだった。




一番通りを越えて、南の緑地帯に入る。楓の赤い梢の先に,白い芽が膨らんで来ていた。ナナカマドの巨木に寄生したヤドリギを見上げる。もう少し低い位置にもヤドリギが寄生していたが,先年枝ごと折れて落ちてしまった。突起の様なものが見えるが,高過ぎて判然としない。もう少し暖かくなったら,国道の南へ足を延ばすことにした。




緑地帯を離れ,強い北風を避けて住宅街を折れ曲がりながら,北東に戻る。陽当たりの良い南向きのお宅に,福寿草が咲いていた。先日見付けた背丈の低いクリスマスローズには,新たな蕾が上がっていた。ナナカマド公園へ続く遊歩道に入る。東側の雪は融け,アパートの駐車場の除雪で出来た雪の壁も大分嵩を減らしていた。雪の上には,鳥達が食べ散らかしたナナカマドの実が黒く残っていた。ライラックの芽が膨らんで,緑色を帯びて来ていた。





今朝は全く雲なく、良く晴れている。強かった北風も治まった。今日から気温は二桁台に戻るとの予報。足踏みしていた春が動き出す。