02, 04. 2014 キタキツネ


朝方凪いでいた風が強くはなったものの、昨日も終日良く晴れた。スパイラルの彩色作業を進める。関東地方の満開の桜の様子の映像が流れる一方,消費税増税で値札の付け替えに翻弄される人々の様子が紹介される。何とも妙な春の訪れ。

2時半過ぎに,散歩に出かけた。道路の雪は融けてしまったので,春靴に履き替える。シラカバ公園手前のお宅では、先日通った折には残っていた雪が解け,押し潰された落葉を突き破って,福寿草が頭を出していた。花数を増したマンサクを見上げる。マンサクの手前のイチイの生垣の下には,フッキソウが花序を付けていた。





北の沢の遊歩道に入る。遊歩道脇の雪は嵩を減らし,樹木の根元の根開けには,熊笹が見えていた。雪嵩が減って,遊歩道から見える様になった池は,水面が広くなっていた。




三番通りを越えて,北の住宅街のサンシュユを見に立寄ったが,未だ殻は外れていなかった。東へ戻り,レンギョウを見上げる。花芽の先端が黄色く見えていた。其の侭東へ進む積りでいたが,団地の外れから原野を見渡そうと北へ向う。道路を西へ渡ろうとして,北外れのお宅の前にキタキツネを見付けた。北の沢から200m程も東の位置に相当する。住宅街を歩いて来たものらしい。交通量の多い道路は渡らずに,西へ戻って行った。





キタキツネが徘徊していたお宅の北側は,土地がぐんと低くなって原野が広がる。風よけに北側に植えられた樹木には,ヒヨドリの姿があった。良く晴れているのに,札幌市街も山並みも霞んでいた。




南東に戻り,シラカバ公園へ北から入る。公園側のお宅のルパーヴが、丸く赤い芽から,葉を広げ始めていた。我家の内庭の雪も,目に見えて嵩を減らして来た。冬期間枝に積っていた雪が傘の役目をして、クロフネツツジの根元は地面が広く出て来ている。雪に埋っていたアセビも,姿を現し始めた。



今朝は雲は多いが,雲間から青空が覗いている。数日低かった気温も,二桁に戻る予報が出ている。そろそろ庭にも植物が姿を現すかも知れない。