15, 03. 2014 黒雲低く


予報に反して,昨日午前中は良く晴れた。前日に引き続き設置面の彩色をしなければならないと思っていたのだが,明るい陽光を得て、スパイラルを90度逆転させて彩色を進めた。青い空に真綿を引いた様な雲が流れて来ていたが,正午過ぎには薄曇りとなってしまった。

1時台前半の電車で,札幌へ向う。車窓から西を見ると,雲が低く垂れ込めて,500m程の藻岩山すら見えなかった。人混みを避けて,道庁の北門から構内に入る。冬期間積まれた雪の壁は未だ高かったが,通路の雪は消え,道路脇の雪も嵩を減らしていた。ヤチダモは莢を殆ど落とし,枝の先端に冬芽が出ていた。花芽なのか葉芽なのかは判らない。一度落ちた氷柱は,半月ばかりの間に,また太く長くなっていた。少し薄日が射して来ていたのに,北西から流れる黒雲が陽を遮った。





道庁の周囲を巡り,正門前から東へ向う。昨年花付きが一月程遅れて,花の数も少なかったサルスベリを見に立寄る。枝は荒縄で固定されていたが,剪定はされていなかった。雪から突き出た部分には,余り冬芽が見られない。低い位置の枝には,冬芽が出ていた。大通公園サルスベリの様に,低く剪定すると雪に埋もれて無事に冬を越せると思うのだが。駅前に戻り,生花と茶菓を買い求めて戻った。帰りの電車からは,南の藻岩山の姿が見えていた。



嫌なニュースが続く中,1月に清風の様に報じられていたSTAP細胞の論文に,不備があると報じられている。単独の研究成果ではなく複数の共同研究なのだが、成行きを見守りたい。