12, 11. 2013 初雪


前日より気温が更に下がり、昨日は最高気温が3度と、この冬一番の寒さとなった。朝のニュースでは、道内各地に降る雪の様子が紹介されていた。札幌の雪の様子も流れていたが、僅かな距離なのに青空が広がり、降雪なく午前中が過ぎた。午後に入って、作業の手元が暗くなって来た。外を見ると、雪が舞い始めていた。

仕事の区切りが付いた2時前に、散歩に出かける。午前中は止んでいた風も吹き出し、酷く寒かった。玄関前の植込みの額紫陽花の葉に、雪が降り積っていた。今冬の初雪。路面に降った雪は、直ぐに融けて行く。前を通る度に見上げていたシモクレンは、すっかり葉を落としていた。葉が落ちて、毛に包まれた冬芽が目立って来ていた。ナナカマド公園を東へ通り抜ける。もうナナカマドの実も、随分落ちて少なくなっていた。ナツハゼも葉が落ちて、実だけが残っている。南西の空が晴れて、陽が射して来た。陽に押される様に、東の沢へ向う。沢の樹々も葉が落ちて、樹間から高速道路の東の樹々が見えていた。





沢を離れて、住宅街を西へ戻る。三番通り近くの窪地に立寄った。隣接する公園から、窪地を見下ろす。傾いた陽で、長い影が伸びていた。落葉松の落葉が進んでいた。此の窪地は、周辺の住宅街から冬期間雪が投げ込まれる。不要な草刈りもされて、来春野草を見ることが出来るだろうか。





葉を落としたツルウメモドキの実が、未だ残っていた。深い色に染まったカシワバアジサイに、雪が積って良い風情を見せていた。ナナカマド公園を西に通り抜ける。僅かに実を残したナナカマドの向こうに、白い半月が見えていた。





夕刻まで雪は降らなかったが、昨夜の降雪で、今朝庭は白く明るくなっている。雪も風も止んで、先刻から陽が射し始めた。今日は10年前に旅立った、母の祥月命日。月日の経つのは早い。