30, 03. 2013 思いがけぬ報せ


昨日朝方の厚い雲は,10時過ぎには切れて青空が広がった。前日水に浸しておいた刷毛やボールを洗って,次の作業に備える。手持ちの陶土を使い切ったので,久々にK・Kさんの工房を訪ねて陶土を分けて頂き,帰りがけにテンポラリースペースに立寄ろうと、K・Kさんにメールを入れた。程なく返信があって、その内容に驚いた。1月に失火して工房が焼け,5月にならないと再建ならないというものだった。数多くの作品が被害を受けたのかと,気が滅入り言葉を失った。

立体の彩色の傍ら,新たな立体を手がける積りでいたので,予定を変更して,札幌陶芸で陶土を手に入れることにした。午後の早いバスで新さっぽろまで向い,地下鉄に乗り換えて最寄りの駅で降りる。30年通った大学は,此処から更にバスに乗り変えて西へ向うので、馴染みのある場所だったが,随分様変わりしていた。記憶を辿り,此の辺りかと探したが見当たらない。丁度万屋の様な店舗があり、引越にも対応する旨の看板が出ていたので,引き戸を開けて尋ねた。親切な店主で,PCで検索して下さった。もう少し北の道を入った場所だった。南郷通りを北へ向う。歩道と車道の間の雪の山は未だ高く,黒く汚れていた。



目印のビルを見付け,西へ向う。高層のマンションが何棟も建ち並んでいた。記憶よりも大分西に看板を見付け,漸く辿り着いた。倉庫の様だった店舗も,小綺麗になっていた。扱う商品の数も増えて,見易く展示されていた。陶土と,練り込み用の色素を買い求めた。






5kg入りの陶土を持ったらかなり重く,札幌へ向う気力が失せた。手に下げるよりも小脇に抱えた方が幾分楽なので,陶土を抱えて来た道を戻った。昨夕は西から雲が広がって来ていたが,今朝は良く晴れている。5週目で教室も休みなので,新たな作品に手をつけることにする。