29, 03. 2013 進む雪解け
強い風が吹いた昨日は,気温が随分上がった,此の時期は風も雪解けに加担する。灯りを点けて小さな亀裂を見極める作業を続ける。時折漏れる薄日が,役立った。斜めからの光線は,僅かな亀裂を細い筋に見せる。真上からの人工光線では見分け難い。2本の長い筒が外圧で変形した形状を仕上げた。数日充分に乾かして,着彩することにする。
2時半過ぎに散歩に出かけた。車道は雪が融けて,歩道も一部アスファルトが出ていた。-10度を下廻る酷い寒さの冬だった為か,車道も歩道もひび割れが出来ている。広い通りは風が強く吹き抜けるので,住宅街を折れ曲がりながら,南へ向った。前日よりも,雪割りをする人々の姿が増えた。固まった雪の層とアスファルトの間に隙間が出来ると,凍った雪は容易に割れる。
南の緑地帯の遊歩道も,雪が緩んでいた。舗装された道ではないので,雪が融けて乾くまで,暫くは歩けなくなる。ご常連の小鳥達を見上げ,鉄道林前の道に出たが,風が強いので住宅街を折れ曲がりながら,北東へ戻った。小鳥達も,若葉が出る頃には姿が見られなくなる。
昨秋良く実を付けていた柿に,冬芽が出ていた。一時雪にすっぽり埋もれていたノバラが姿を現していた。未だ赤い実を付けていた。昨年見付けたオオヤマレンゲにも,冬芽が数多く付いていた。今年は花を愉しみにしている。
昨夜は月が明るかったが,今朝は雲が厚い。雪に埋もれていた石楠花の根元が、大きな椀状に凹みが出来て来た。鳥達が食べ散らかした林檎が見えている。もう少しで地面が出て来ることと思われる。