02, 02. 2013 雪祭りを前に


昨日も前日同様、雲の厚い一日だった。時折、雲間から陽が射す。サンプルの小さな立体に陶土を施し、午前中で作業を切り上げた。札幌が晴れていたら、テンポラリースペースで開催中の硝子の作品展を見ようと、一つ早い電車で出かける。電車が札幌へ近付くにつれ、雲は厚く低く垂れ込め、南西の藻岩山も霞んでいた。硝子には充分な光が欲しい。画廊へ向うのは諦めた。

小間物を買い求める必要があり、バスで南1条へ向う。買物を済ませ、大通公園へ出た。秋に見事な莢を付けていたシンジュが、すっかり剪定されて小さくなっていた。公園では雪像造りが進められていた。公園内は重機も入り込んでいて通れないので、北大通を西へ進む。氷を積み重ねた氷像が、晴れていたら美しかろうと思われた。写真はかなり照度を上げてある。








道庁の南門へ通ずる道を、北へ向う。ロードヒーティングされた道は歩き易い。歩道の両側に雪が積り、歩道が乾いている光景は、不思議な感じがする。南門から道庁の構内を北に通り抜ける。僅かに水面が現れた池に、マガモの姿があった。道庁の屋根から、太く長い氷柱が下がっている。下には近付けぬ様、ロープが張り巡らされていた。正面の大銀杏には、冬芽が数多く出ていた。







駅前で生花と茶菓を買い求める。春の雰囲気をと思い、サイネリアサクラソウの鉢物、ラナンキュラスとチューリップの切り花を買い求めた。最寄りの駅に着くと、雲は開けていた。4時半を過ぎていたが、未だ暮れてはいない。針葉樹に鈴生りになる鴉もご帰還前だった。日は大分長くなっている。