08, 03. 2013 雪の中から


午後から雨の予報が出ていた昨日は、早々と10時過ぎに小雪が降って来た。硝子戸に当ると、筋を引いて滑り落ちて行く。洗濯機を仕掛けて、作業に入る。陶土と共に、練り込み用の色素も入れてみた。礬水の水分が乾くと、余り効果が無いことが判った。2つの立体に交互に陶土入りの礬水を施す。乾きを待つ時間は幾分減ったものの、根気仕事であることに変りはない。

2時過ぎに散歩に出かけた。雪は小降りになっていた。風も治まっていたので、北西を廻ることにする。数日の暖気で、生垣に降り積った雪が融けて多孔質になって来ていた。雪の壁から、枯葉が覗いていた。昨年は早々と真冬日に突入し、真冬も樹々に残った葉が多かった。雪に閉じ込められていて、朽ちることもなく佳い色を見せていた。




北の沢の遊歩道に入る。先日の猛吹雪で落ちた小枝が、雪の中から現れていた。近隣の方々が沢に雪を落とす為に出来た道を辿って、トチノキを西側から見上げる。夏にはクマザサが生い茂り、入り込めぬ地点。ネコヤナギの冬芽が膨らんでいた。晴れていたら、銀毛が見えているだろうに、薄暗くて確認出来なかった。遊歩道を出て、三番通りを少し西へ向い、池を眺めた。表面の雪の色が変わっているかと期待したが、長かった真冬日で水が分厚く凍っているのか、変化は見受けられなかった。






三番通りを東へ戻る。車の往来が激しいので、北の住宅街に入った。レンギョウの冬芽は、陽光が不十分でも黄色く見えていた。雪に半ば埋もれていたツリバナが姿を現していた。種子は落ちて殻のみが残っている。細い幹が折れていた。住宅街の外れから原野を見渡す。北西も北東も、雪雲が垂れ込めて何も見えなかった。




今朝は良く晴れていたが、次第に薄雲が広がって来ている。膠の減りが激しい。午後札幌に出かけた折に、忘れずに買い求めて来なければならない。