20, 10. 2012 雪の便り


昨朝冷え込んだと思っていたら、手稲山の初冠雪、中山峠や道北の稚内市の積雪の様子が報じられていた。稚内市の積雪量は、かなりのものだった。そろそろ、庭に出してある鉢物を屋内に取り込まなければならない。午前中に一仕事をして、今週の仕事を終えた。今日の教室の為に、充分乾かして床から外す必要がある。

2時前に買物がてらの散歩に出かけた。風が強く冷たい。分厚い雲の隙間から陽が射すと、暖かくなってほっとする。日陰を選んで歩いていたのが、遠い日のことの様に思われる。夜分の冷気で、紫陽花の赤味が強くなって来ていた。甘茶の装飾花はもう真っ赤になっている。




一番通りを東へ向う。背に陽が当たる内は良いが、陽が隠れると冷気が押し寄せる。風よけに表革のジャケットを羽織っているが、寒さに身体が慣れていなくて、ぞくぞくする。東の沢まで足を伸ばす積りでいたが、風邪をひいても詰まらないので、小学校近くの角の畑を見ながら北へ向った。大根と思っていた葉の茎が赤い。覗き込むと大きな赤い蕪が見えていた。母が漬けていた糠漬けや千枚漬けの味を思い出した。キャベツは大きく巻いているが、例年より虫の穴が多い。暑かった夏の影響だろうか。




次々と大きな量塊の雲が押し寄せて、陽を遮る。マルメロの実が程良く色付いていた。未だ青果店には現れていない。スーパーへ入る前に、裏手へ廻って西の山並みを眺めた。距離があって、手稲山の初冠雪は確認出来なかった。山並みが白くなると、吹く風も冷たさを増す。





買物を終えて、重い買物袋を下げて戻る。中央分離帯の樹々の色付きが増して来た。シナノキは落葉が進み、透けて見える空が広がっていた。




今朝も良く晴れているが、風が強い。厳しい季節が近付いて来た。